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昨今、美容や健康志向の方の間で人気のあるプロテイン。
その中でもポピュラーなホエイプロテインは、女性が摂取するにあたってデメリットはあるのでしょうか?
調べたところ、以下の3つのデメリットがありました。
・体質によってはお腹が緩くなる
・摂りすぎは太る
・腹持ちが良くない
この記事では、女性がホエイプロテインを摂取する際のデメリットについて解説しています。
また、ホエイプロテインを飲むことで得られるメリットや、女性が選ぶべきプロテインについてもご紹介。
この記事を読めば、女性がホエイプロテインを飲むのはデメリットがあるのか?ということ、
また、理想のボディライン・美容を手に入れるのに最適なプロテインはどれを選べばいいのかがわかりますよ。
女性におすすめ?ホエイプロテインとは
![](https://muryoutaisu.com/wp-content/uploads/2024/04/27115569_s-2.jpg)
ヨーグルトの上澄みのやや黄色味がかった透明な液体、あれがまさしくホエイ(乳清)です。
つまりホエイプロテインとは、牛乳由来のタンパク質のこと。
牛乳に含まれるタンパク質には2種類あります。ホエイプロテインとカゼインプロテインです。
どちらも聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
この章では、ホエイプロテインについて詳しく解説していきます。
ホエイプロテインの特徴
では、ホエイプロテインの特徴にはどんなものがあるのでしょうか。
ホエイプロテインの特徴を6つご紹介します。
・低カロリー・低脂質・高タンパクなプロテイン
・必須アミノ酸「BCAA」が豊富に含まれている
・消化吸収が早い
・牛乳や水に溶けやすくダマにならない
・味がさっぱりしていて飲みやすい
・製法によって3つの種類がある
順番に見ていきましょう!
低カロリー・低脂質・高タンパクなプロテイン
ホエイプロテインは低カロリーかつ低脂質なプロテインです。
商品にもよりますが、平均して以下のような成分のものが多いです。
1食15〜20gあたり
・摂取カロリーは50〜70kcalほど(水で溶かした場合)
・タンパク質含有量は10〜20g
・脂質はおおむね1g未満
と、低カロリー・低脂質・高タンパクでダイエット中にもピッタリ。
ダイエットや筋トレをするときに推奨されがちな鶏胸肉の100gあたりの栄養素が、
鶏胸肉100g(皮は無い状態)
・カロリー105kcal
・タンパク質23.3g
・脂質1.9g
のようになりますので、食事からタンパク質を摂取しようとするとカロリーや脂質まで余分に摂取できてしまうということがわかります。
しかもお肉になると調理しなければ食べられないので、調理する際の油やドレッシングなどを含めると、もっと余分なカロリーや脂質を摂取してしまうということになります。
手軽かつしっかりとタンパク質だけを摂れるのはプロテインだけなんです!
必須アミノ酸「BCAA」が豊富に含まれている
BCAAとは必須アミノ酸の種類である、バリン・ロイシン・イソロイシンという成分の総称です。
必須アミノ酸は人が体内で作ることができないため、外部から摂取しなければなりません。
BCAAは筋肉で代謝されエネルギーに変わる必須アミノ酸です。
運動する前には積極的に摂りたい成分です。
消化吸収が早い
ホエイプロテインは体内への消化吸収が早いのも特徴のひとつ。
筋肉へ迅速に栄養素が補給されるため、トレーニングで受けた筋肉のダメージを素早くケアしてくれると考えられています。
後述しますが、体内への吸収が早いので腹持ちはあまり良くありません。
牛乳や水に溶けやすくダマにならない
ホエイプロテインは水溶性のプロテインなので、ダマになりにくく溶けやすいです。
水に溶けやすいから、前述のとおり体内への消化吸収も早いんですね。
ダマになりにくいというのはストレスなくプロテインを楽しめる、メリットのひとつとも言えます。
味がさっぱりしていて飲みやすい
ホエイから作られているので、味自体は非常にさっぱりとしていて飲みやすいのも特徴です。
メーカーによってはチョコレートやココア、いちご、バナナなどのフレーバーもあり、とても美味しく続けやすいものも増えてきました。
やっぱり口にする以上はどれだけ身体にいいとしても、美味しくなければ継続できませんから、好みのフレーバーがあるといいですよね。
製法によって3つの種類がある
ホエイプロテインには3つの種類があります。
製造される過程の違いで、乳糖の多さや吸収スピードなどが変わってきます。
ホエイプロテイン3つの製法
・ホエイプロテインコンセントレート・・・WPC
・ホエイプロテインアイソレート・・・WPI
・加水分解ホエイプロテイン・・・WPH
以下は製法による比較表です。ご参考までに!
WPC製法 | WPI製法 | WPH製法 | |
乳糖 | 多く含まれている | 多くの乳糖を除去している | 多くの乳糖を除去している |
吸収スピード | 早い | 早い | かなり早い |
タンパク質含有量 | 3つの中では少なめ | 多い | 3つの中で一番多い |
カロリー | 高い | 低い | 低い |
ラクトース(乳糖) | 多い | 少ない | 少ない |
値段 | 3つの製法の中で一番安価 | WPCより高価 | 3つの製法の中で一番高価 |
WPC製法は一番安価でたくさんの商品が流通していますが、乳糖が多く含まれておりカロリーがやや高めで、タンパク質の含有量は少なめです。
WPI製法は糖質や脂質がカットされていて、乳糖もかなり除去されています。タンパク質含有量も多めです。
WPH製法は酵素を使ってタンパク質をペプチドに分解しているので、体内で分解する手間がなく吸収されます。WPIと同じくタンパク質含有量が多く、乳糖がほとんど除去されています。
ホエイプロテインがおすすめな人
ホエイプロテインをおすすめできる人は以下のとおりです。
・筋トレやスポーツをするときにプロテインを摂りたい人
・運動の疲れや筋肉の損傷をスムーズに回復したい人
・タンパク質を食事で摂ることが難しい人
・ガリガリに痩せるのではなく、程よい筋肉の肉体美を目指したい人
消化吸収が早いので、素早くタンパク質を摂りたいとき・筋肉を肥大させたいような時にもおすすめです。
ソイプロテインやカゼインプロテインとの違いは?
ホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインの違いを以下の表にまとめましたので、参考にしてください^^
ホエイ | カゼイン | ソイ | |
原材料 | 牛乳 | 牛乳 | 大豆 |
特徴 | ・吸収が早い ・筋肥大におすすめ | ・吸収がゆっくり ・寝る前がおすすめ | ・吸収がゆっくり ・風味が独特 |
価格 | 幅がかなりある | 平均的 | 抑えめ |
女性がホエイプロテインを摂取する際のデメリット
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ホエイプロテインを摂取するときのデメリットは以下の通りでしたね。
・体質によってはお腹がゆるくなる
・摂りすぎは太る
・腹持ちが良くない
詳しく見ていきましょう。
体質によってはお腹がゆるくなる
日本人の多くは「乳糖不耐症」だと言われています。
牛乳でお腹がゴロゴロするわけ:乳糖不耐症について –引用 社会医療法人北斗 心臓血管外科
牛乳を飲んだ時や、市販のカフェオレを飲んだ時など、お腹がゆるくなったことがある人もいるのではないかと思います。
牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素の働きが弱いことで消化不良を起こし、お腹がゴロゴロしたり張ったりしてしまうのです。
これは、3種類のホエイプロテインの中でも乳糖があまり含まれていない商品を選ぶことで解決できます♪
WPC製法 | WPI製法 | WPH製法 | |
乳糖 | 多く含まれている | 多くの乳糖を除去している | 多くの乳糖を除去している |
吸収スピード | 早い | 早い | かなり早い |
タンパク質含有量 | 3つの中では少なめ | 多い | 3つの中で一番多い |
カロリー | 高い | 低い | 低い |
ラクトース(乳糖) | 多い | 少ない | 少ない |
値段 | 3つの製法の中で一番安価 | WPCより高価 | 3つの製法の中で一番高価 |
摂りすぎは太る
どんな食べ物・飲み物でもそうですが、摂り過ぎてしまうと身体に良くないばかりか、本来の目的とは逆に太ってしまうこともあります。
「身体にいいから」という理由でプロテインをたくさん飲んで、逆に太ってしまった人が筆者の身内にもいるので、よくわかります^^;
1日の摂取目安量を超えないように守り、適度な運動やストレッチを心がけることで改善されます!
腹持ちが良くない
前述していますが、消化吸収がとてもいいので腹持ちは良くありません。
朝や夜の置き換えダイエットに使うと、ちょっとお腹が減りやすくて逆に食べてしまう・・・ということも^^;
置き換えダイエットではなく、しっかりとバランスよく食べて、栄養やタンパク質の補給に飲むことで改善されますよ!
女性がホエイプロテインを摂取するメリット
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前の章ではホエイプロテインのデメリットについてお伝えしました。
では、メリットはどんなところなのでしょうか?
・脂質を抑えて手軽にタンパク質を摂取できる
・消化吸収が早く、胃腸に優しい
・身体の内側にもいい効果が期待できる
・肌や髪の健康を保つのにも役立つ
・カルシウムを多く含む
こちらも順番に見ていきましょう。
脂質を抑えて手軽にタンパク質を摂取できる
前述していますが、ホエイプロテインは非常に低脂質・高タンパクです。
1食15〜20gあたり
・摂取カロリーは50〜70kcalほど(水で溶かした場合)
・タンパク質含有量は10〜20g
・脂質はおおむね1g未満
サッと水や牛乳に溶かすだけで摂取できるので、とってもお手軽。
余計な手間はかからないのが魅力です。
消化吸収が早く、胃腸に優しい
これも前述の通りですが、ホエイプロテインは水溶性のため、とっても消化が早いです。
それだけ腹持ちが良くないということではありますが、消化が早いということは胃腸に負担がかかりにくいということでもあります。
そして飲んですぐに筋肉に届いてくれる!
これが実現できるのがホエイプロテインなんです。
身体の内側にもいい効果が期待できる
ホエイプロテインに含有されている必須アミノ酸「BCAA」は体内で作り出すことができず、外部から摂取するしかありません。
ですが多くの女性が求める理想のボディライン・しなやかな身体を作るにはBCAAを適量摂取することも必要になってきます。
また、必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンは幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促してくれますし、ラクトフェリンは内臓脂肪を減少する働きがあるとされており、身体の内側からキレイになれるような効果も期待できます。
肌や髪の健康を保つのにも役立つ
肌や髪など、人の身体の多くのパーツはタンパク質でできています。
お肉などのタンパク質や脂質を完全にカットしたダイエットでは、髪や肌にツヤが無くなりパサパサになってしまうことも・・・
「キレイになりたい」と思って始めたダイエットで、魅力的なツヤが失われてしまっては本末転倒ですよね。
そこで、タンパク質を豊富に含み低カロリーなホエイプロテインを飲むことで、髪や肌の調子も整えながらボディメイクをすることができます。
カルシウムを多く含む
ホエイプロテインは牛乳を原料としているので、カルシウムを豊富に含んでいます。
カルシウムは女性がダイエットする時には積極的に摂りたい栄養素。
業界注目!カルシウムが体重増加を抑える働きがある!? –引用 森永 かんたん、わかる!プロテインの教科書
また、年齢を重ねると発症する可能性のある骨粗鬆症は、男性よりも女性が罹る比率が高いというデータが出ています。
その差は男性:女性=1:3とも。
骨粗鬆症の原因と危険因子 –引用 骨だいじょうぶ.com
早くからカルシウムを積極的に摂ることで予防にもなります。
女性がホエイプロテインを摂取するときの注意点
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ホエイプロテインを摂取するときの注意点と、押さえたいポイントは以下の通りです。
・消化吸収のスピードが早いので、運動後すぐに飲む
・栄養バランスの良い食事を心がける
・たくさん飲み過ぎない
消化吸収のスピードが早いので、運動後すぐに飲む
ホエイプロテインは消化吸収のスピードがとても早いです。
なので運動後の疲労回復や、損傷した筋肉をすぐに修復するためにも運動や筋トレ後、すぐに飲むのがいいでしょう。
また起床後すぐの空腹のときに飲むのも効果的。
吸収の早さを活かせるタイミングで飲むのがいいですね。
栄養バランスの良い食事を心がける
プロテインだけに限りませんが、なんでも「身体にいいから」という理由で同じものだけを飲食してしまうとバランスが偏ってしまいます。
過剰摂取するのもよくありません。
1日に3食バランスよく食べ、補食としてプロテインを飲む、というのが一番効果的です。
たくさん飲み過ぎない
いくらホエイプロテインが低カロリー・低脂質だからといって、飲み過ぎてしまえばカロリーオーバー・脂質オーバーになってしまいます。
また、タンパク質自体も摂取すればするだけいい!というものでもありませんので、商品ごとの摂取目安量は必ず守りましょう。
そうすることでプロテインの恩恵を最大限受けることも可能になりますよ。
女性が選ぶべきホエイプロテインは?
![](https://muryoutaisu.com/wp-content/uploads/2024/04/27115680_s.jpg)
美しい・理想のボディラインを目指す女性や、美容・健康のためにプロテインを飲みたい女性は、どんなホエイプロテインを選ぶべきでしょうか。
・タンパク質が適度に含まれている
・味がよく飲みやすい
・カロリーひかえめ
・タンパク質以外の女性にうれしい栄養素も含まれている
このようなプロテインがあれば、続けやすく、健康にも美容にも効果がありそうでいいですよね。
WPC製法 | WPI製法 | WPH製法 | |
乳糖 | 多く含まれている | 多くの乳糖を除去している | 多くの乳糖を除去している |
吸収スピード | 早い | 早い | かなり早い |
タンパク質含有量 | 3つの中では少なめ | 多い | 3つの中で一番多い |
カロリー | 高い | 低い | 低い |
ラクトース(乳糖) | 多い | 少ない | 少ない |
値段 | 3つの製法の中で一番安価 | WPCより高価 | 3つの製法の中で一番高価 |
ホエイプロテイン3つの製法の中でも特に女性におすすめなのは、WPI製法です。
乳糖がカットされているのでお腹がゴロゴロしにくいですし、タンパク質の含有量も適度です。
またカロリーや脂質が限りなくカットされていて、吸収スピードも申し分なし。
価格に関しては、1kgあたりはWPC製法の方が安価ではありますが、タンパク質1gあたりで考えるとWPC製法とあまり変わりません。
ただ、WPI製法やWPH製法は乳糖をカットされている影響で甘味がほとんど無いので、フレーバーによっては人工甘味料が使われています。
人工甘味料が気にならない方にはWPI製法が特におすすめとなります♪
女性がホエイプロテインを摂るデメリットとは?まとめ
女性がホエイプロテインを飲む際のデメリットは以下の通りでした。
・体質によってはお腹がゆるくなる
・摂りすぎは太る
・腹持ちが良くない
女性がホエイプロテインを飲むことは、デメリットだけでなくメリットもたくさんあります。
栄養バランスにも気をつければプロテインのいいところを最大限に引き出すことができます。
ホエイプロテインとうまく付き合い、理想のボディライン・美容を手に入れましょう!
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